>>Works
■ララァ・スン専用モビルアーマー ”エルメス”
当時、社会現象にもなった”ガンプラブーム”
どこのデパート、おもちゃ屋、模型店に行っても特に人気のあるガンダムやザクなど売り切れ続出で、
特にシャア専用MSともなると瞬殺だったようです。
さらにガンダムが劇場で公開されると さらにその人気は過熱、劇中に登場するMAや戦艦などもキット化されました。
今回取り上げたのはベストメカコレクションNo.30 「エルメス」
旧キットとは思えないフォルムとバランス、そしてビット・シャア専用ゲルググといった付属品もきちんと製作。
少年時代、手にとったガンプラシリーズに想いを馳せながらご覧ください。
■MAN-08 エルメス
なにぶん古いキットなのでスナップフィットではなくパーツの組み合わせには接着剤を要します。
またパーツの合いが悪く(特に下部エンジンユニット)繋ぎ目処理が少し手間取りました。
キットの素性の良さを活かしつつ完成度を高めていきました。
・エッジワーク・・・くちばし先端・装甲のエッジをシャープに削り込み
・スジ彫り・・・前面装甲のディテールに別パーツ構成に見えるようスジ彫り
・2連装メガ粒子砲・・・設定通りの素晴らしい出来なのでピンバイスで開口したのみ
・バーニア・・・市販パーツに交換
・ビット・・・パーツ表面を綺麗に整形し姿勢制御バーニアをピンバイスでそれぞれ開口
・シャア専用ゲルググ・・・全身切り刻んで飛行ポーズに
>>製作記に塗装前の画像UPしていますのでこちらもご覧ください。
■ソロモンの亡霊
宇宙要塞ソロモンの陥落後、連邦軍艦船が正体不明機の攻撃を受け次々と大破される。
攻撃を受けた際「ララ・・・・」というノイズと敵機の姿が補足できないことから「ソロモンの亡霊」として恐れられた。
しかしその実態は実戦経験もない少女「ララァ・スン」が操縦するたった1機のモビルアーマーによる攻撃だった。
サイコミュ兵器ビットによる長距離からのオールレンジ攻撃でたった1日の戦闘で4隻の戦艦を沈めるものの
脳波ノイズによる激しい頭痛が彼女を襲い、また攻撃に専念するため護衛機の存在は不可欠だったとされる。
劇中では2機のリックドムが護衛に就くもエルメスとニュータイプの戦闘能力を目の当たりにし任務放棄、
その報告を聞いたシャアは艦隊指揮をマリガンに任せ、自ら専用のゲルググを駈って彼女を護ると誓うが・・・。
■そして白鳥が羽ばたくとき・・・
1/550スケールということもあってコーション系のマーキングは省略。
逆にフラナガン機関のデモンストレーション的な意味合いのマークを大胆に配置してみました。
余談ですが ララァとアムロ、「逆襲のシャア」でのクェスとシャア、「08MS小隊ラストリゾート」などニュータイプ同士の出会いや出現には白鳥がよく描かれます。
■「ララァ、わたしを導いてくれ・・・」
こういったシャアの人間的な弱さも人気がある所以だと思うのです。
■リア・ビュー
胴体両側面には
「FA」・・・フラナガン機関〜Flanagan Agency
「02」・・・2号機
と、いったマーキング配置。
ちなみに1号機はパイロットのニュータイプ能力が不十分であったため暴走したビットの攻撃により爆破、
2号機はララァ・スン少尉、3号機はクスコ・アル少尉にそれぞれ与えられ実戦に参加したとされています。
■「光る宇宙」
背景を黒にしたバージョン。
漆黒の宇宙っぽいイメージでこちらも良い感じ。
画像でくちばしずれてますがこれは背景黒での撮影時両面テープで固定していため。
(忘れてデジカメのシャッター切ってました・・・)
もちろんこのあと きちんと接着剤で固定しています。
■飛行シーン再現
コトブキヤ「MB-02 メカニカルベース」を使用。
ボールジョイントで接続しているのである程度角度変更が可能となっております。
ビット・ゲルググは0.5oの真鍮線で予備のジョイントを介して接続してます。
(取り外し可能です)
>>各部ディテール
■「ああ アムロ、刻がみえる・・・」
フラナガン機関の秘蔵っ子ララァ・スンとジオントップエースのシャア・アズナブルによるコンビネーションアタックは当時の連邦軍に対抗手段はなかったといえます。
唯一ソロモンでマグネットコーティングを施されたRX-78-2ガンダムとニュータイプとして覚醒しはじめたアムロ・レイが互角の戦闘を展開、奇跡的なタイミングでオールレンジ攻撃を避け
次々とビットを撃破していく。
人類初のニュータイプ同士の戦いは悲劇のはじまりか、希望への幕開けなのか・・・・。
■めぐりあい宇宙
”ewac zone” というHPを開設して早6年。
ガンプラを通じてさまざまな出会いがありました。
こうして変わらずお付き合いいただける皆様にあらためて感謝いたします。