■スーパーガンダム&Gディフェンサー
画像クリックでご覧いただけます。
■Mk-II Ver.2.0 製作記
■塗装レシピ
Mr.サフェイサー1000番で下地処理後、塗装工程へ。
(イエローのパーツのみホワイトサフを使用)
トリコロールカラー、ホワイト、レッド、ブルー、イエローには発色をよくするためホワイトを丁寧に吹き付けます。
今回ベースとなるホワイトにはガイアノーツカラーの新色「ピュアホワイト」を使用。
フィニッシャーズのファンデーションホワイトと同等の隠ぺい力の強さと伸びの良さが魅力です。
・ホワイト・・・ガンダムカラーホワイト4+ホワイト+ブラック+ブルー
・レッド・・・・・スーパーイタリアンレッド+ホワイト+ブラック
・ブルー・・・・ガンダムカラー39+イタリアンレッド+ホワイト>蛍光ブルー+ホワイトで軽くコート
・イエロー・・・黄燈色+ホワイト+蛍光オレンジ>ベースカラーにさらにホワイトを混ぜた色で軽くコート
Mk-IIには複数のグレーを用意しないといけないのでそれぞれ用意。
・フレームグレー・・・ダークシーグレーBS381C/638+ホワイト+シャインレッド
・アームグレー@・・・エクストラダークシーグレーBS381C640+ホワイト
(カートリッジなど)
・アームグレーA・・・エクストラダークシーグレーBS381C640+ホワイト+ブラック
(バックパックなど)
・バー二ア・・・・・・・・ブラック>スーパーファインシルバー+ブラック>スーパークリヤー
・バー二ア基部・・・・ブラック>WAVEマイクロパウダーパールホワイト+スーパークリヤー
ビンから出した塗料をそのまま塗装するのではなく、それぞれ色調とバランスを考慮しながら混色していきました。
スミ入れは下地の色にあわせて複数用意、こちらも色調調整し使い分けてあります。
・グレー@・・・・・・スカイグレイ+ホワイト
・グレーA・・・・・・ライトグレイ+ブラック
・レッド・・・・・・・・フラットレッド+ホワイト
・オレンジ・・・・・・オレンジ+ホワイト
・ブルー・・・・・・・・フラットブルー+ブラック
・ブラック・・・・・・・フラットブラック+ホワイト
拭き取りはZippoオイルライターのオイルで、細かい拭き取りは面相筆で丁寧に拭い取りまたは馴染ませました。
スミが入っているかどうか微妙なくらい淡く薄めにいれてあります。
・トップコート・・・・・スーパークリアーツヤ消しUVカット>クリアーで軽くコート
>>リンク
>>塗装
>>Marking
+Option
■ランドセル・腰部ウェポンラッチ
4発のバー二アは形状、バランスは申し分ない出来。
旋盤加工しエッジをシャープに仕上げました。
内部は伝統のレッドにて塗り分け。
ウェポンラッチ内部もフレーム色で丁寧に塗り分けました。
■ビームサーベル
キット付属のものは根元が球根っぽくふくらんでいるのと、
整形色がMk-IIのカラーリングにあわない気がしたので前MGのMk-IIからコンバート。
やはりMk-IIには細身の刀身が似合うのです。
■「合体しましょう、エマ中尉!」
ヤザンのハンブラビに苦戦するエマ・シーン。
そこに半ば命令違反を犯し、出撃してきたカツの操縦するGディフェンサーが駆けつけてきた!
>>普段なら困難なMSでの「表情」を交えたアクションもこのVer.2.0だとご覧のとおり。
幅広い可動範囲はMk-IIの劇中でのストーリー性を感じさせる何気ないしぐさも再現させてくれます。
>>SUPER GUNDAM
+ G-DEFENSER
>>改修前
A.E.U.G. PROTOTYPE MOBILE
SUIT
RX-178 GUNDAM Mk-II
from a BANDAI
1/100 scale MASTER GRADE kit
GUNDAM Mk-II
Ver.2.0
Modeling by
ewac
>>腕部
>>シールド
>>武器
>>脚部
>>胴体
>>頭部
■ムーバルフレーム
Mk-IIの最大の特徴であるムーバルフレーム。
外装部品を取り付けてしまうとほとんど見えなくなってしまいますが、
関節と連動した装甲がスライドし内部フレームやシリンダーが顔を覗かせます。
このチラリと見えるメカニックがMk-IIのツボなので外装パーツと同様に丁寧に作りこみました。
■シールド
PGから踏襲されたライン、モールドは劇中っぽく修正。
裏も市販パーツでディテールUPし、丁寧に塗り分けました。
■シールド取り付け基部
このMk-II
Ver.2.0を組んでみてまず思ったこと、それはシールドと腕の距離感。
PGからの仕様だそうですがシールドが浮いた感じになり外見を損ねることと、シールド保持力に不安を感じました。
そこで「MGエールストライクガンダム」からシールド基部を流用。
腕の取り付け位置にあわせて軸をカット後、固定位置決まったら真ちゅう線で補強を入れ接着しました。
これでシールドと腕の隙間は少なくなり保持力もガッチリ。
またビームライフルカートリッジ交換のポーズも自然に決まるようになります。
→
←腕が接触
するライン
■武器
ビームライフル、バスーカはそれぞれ後ハメ工作し丁寧に表面処理。
スコープセンサーはオーロラフィルム、Hアイズなどで質感の違いを演出。
また、ビームライフルのトリガーが抜きの関係からかおもちゃの銃っぽかったのでアートナイフで修正しました。
■「エネルギー切れ!?カートリッジを・・・!」
Zガンダムに登場するMSの戦闘で積極的に描かれていた弾切れ、そして装填。
戦場での弾切れは死を予感させる事態であり、物語に緊張感をあたえるファクターなのです。
カミーユ駆るMk-IIもライバルであったジェリドの猛攻にさらされエネルギーパックを交換シーンが印象的でした。
そこでこのシーン再現をより自然に行うためある改修を行いました(下記につづく・・・)
■脚部
パーツ数、ギミックの複雑さ、パーツすり合わせ作業の重要度などMGキットのなかではトップクラスの難易度かもしれません。
とにかく何度も仮組みチェックを行いつつ、表面処理とテンション調整を繰り返しました。
膝裏などにある動力ケーブルはキット付属のものは整形色にあわせていて今回の関節カラーに馴染まなかったので市販されているケーブルに交換、
色もホワイトにしてみました。
また動力ケーブル受け基部も市販パーツにて軽くディテールUP。
足首、アンクルサポートユニットともにエッジ処理、シャープな仕上がりに。
かかと側面、サポートユニットの穴をそれぞれ開口し市販パーツにてディテールUP。
ダンパー部のシリンダーはメッキコーティングされていて雰囲気ばっちり。
ただシルバー一色では味気ないのでダンパー受けリングっぽいところをゴールドで塗装しメリハリを利かせてみました。
以上ここまでの改修工程は
MG ガンダムMk-II Ver.2.0 製作中
にて公開してますのであわせてご覧ください。
胴体A
内部ムーバルフレームも塗り分け。
腰部サイドアーマーは「ガンダムセンチネル」での連邦系MS設定画を参考にフレームを再現。
ウェポンアタッチメントは形状が萎えたのでオミットし、内部フレームを再現。
ディテールも劇中のMk-IIっぽく修正しました。
フロントアーマーの裏も肩アーマー同様の工作です。
■胴体
首周りのモールドを市販ディテールアップパーツでデコレート。
また、首付け根の受けを後方に下げ
さがった分プラ板を貼り付け可動トルクを確保。
脇下にあたる肩部フレームのボルトも市販パーツに交換、胸部前面センサーは形状修正をモールド掘りなおし。
「Zガンダム」からのMSキーワードともいえる脱出ポッドもきちんとマスキングし塗り分け、噴出口も軽くディテールUP。
カミーユ、リ二アシートもぬかりなく仕上げました。
(ポッド同様、完成したらほとんど見えませんが・・・)
>>修正前
■頭部
フェイス、特にアゴのラインを修正。
横からみるとRX-78っぽく見えるように。
あとは微妙なライン修正と甘いモールド掘り直し、
アンテナをシャープに研ぎ出し。
バルカンポッド取り付け基部には設定画にあるモールドを入れてみました。
首ボールジョイント基部は1.5ミリほど延長してあります。
■腕部
組んでみたとき下腕が短く感じられたので角度を付けつつ延長。
関節ブロック、肘裏にスジ彫り・プラ板でディテール追加。
シールドなど装備するマウントラッチ部は外装をくり抜き、キャストブロックからムーバルフレームを模した脱着式カバーを製作。
指はそれぞれカットし独立可動に。
肩アーマーは内部がスカスカだったのでエポキシパテで埋め、プラ板でディテール追加。
スラスター下部をプラ板で改修、全体を囲んでいるようにみえるようにしました。
またそれにともないバンダイエッジも処理しシャープに仕上げてます。
なお、機体各所に開けている穴はそれぞれ2段式になってます。
■マスターグレードVer.2.0
劇場公開にあわせてリニューアルされた本キット。
PG(パーフェクトグレード)からフィードバックされたムーバルフレームは広い可動範囲を誇り、
前MGキットでは問題だった足首甲の高さも解消され素晴らしい出来映えです。
また、PGから踏襲されたパネルラインは極力埋め、
細部に渡って形状修正とディテールUPを施しVer.2.0が持つ魅力的なラインを強調してみました。
自分なりのMk-IIへのこだわりを感じていただけたら幸いです。
■RX-178
ガンダムMk-II
「ゼータ」の設定の真骨頂はMk-IIにあり
ガンダムの続編としてスタートしたZガンダム、その前半主役機としてデザインされたガンダムMk-II。
番組スタート前から複数のデザイナーによって練り上げられたそのデザインは初代RX-78ガンダムから未来へとつながる
ガンダムサーガの掛け橋となった存在といっても過言ではありません。
■蒼く眠る水の星にそっと・・・、
Zガンダム後半OP「Z〜刻を越えて」での冒頭、シールドに被弾し爆煙と破片の中から現れるMk-IIをイメージしたカット。
歴代ガンダムのOPの中でも屈指の完成度だと思います。
臨場感溢れるアーガマの格納庫、サングラス噛むシャア、ついに全貌が明らかになるZ、
そしてなにより紫色の髪の毛で描かれたフォウとフェードするようにカットインされるスーパーガンダム!
というわけで今回劇場公開にあわせてリニューアルされたガンダムMk-IIをGディフェンサーと絡ませ、スーパーガンダムとして思い入れたっぷりに製作しました。