「機動戦士ガンダムZZ」
On Air:1986.3.1〜1987.1.31・NAGOYA TV

ベースキット
バンダイ
「1/144 HGUC ZZガンダム」

”MSZ-010 ZZ GUNDAM”

Modeling by ewac

■HGUC ZZガンダム〜プレリュードΖΖ

初代>Mk-II>Z、と順調にHGUC化されてきましたが、どういうわけか外されてきたZZガンダム。
ガンプラ30周年の記念すべき年に念願のリリースです。
長年待たされただけあって「変形・合体」とプロポーションの両立は見事の一言。
しかしながらZZガンダムはいろんな解釈が存在し「正解」が導きにくいMSでもあります。
そこで自分なりに理想のZZガンダムを目指して製作開始です。

■頭部

まずは頭部から。
キットのままでもTV版のラインをうまく再現できていると思います。
ここは自分なりZZのイメージを反映するため各部改修してみました。
・後頭部をエポキシパテを盛り付けボリュームアップ。
・トサカ上面にプラ板を貼り付け、削り込みながらライン調整。
・襟足もプラ板を貼り付けライン延長+ボリュームアップ
全体的に後方へボリュームUPしていく方向です。

■胴体

最も手を加えたユニットです。
・首基部をプラ板で大型化+取り行け位置を後方へ移動。
・頭部へのエネルギーチューブを金属パイプで再現。
・胸部装甲を付け根から3mm延長、ダクト設置ラインをプラ板で緩やかな角度へ修正。
・上面の四角いダクト+襟パーツも胸部装甲にあわせて3mm延長、エッジをシャープに。
・胸部ダクトのエッジをシャープに、内部ディテールを「エバーグリーン」のプラ板を切り出して再現。
・背中カバーパーツ先端を延長、内部ディテールを各種プラ材で再現。

■コアブロック

まずコアファイター時の制御バー二アが省略されているのでアートナイフで切り込み、「Uバー二ア」で再現。
キットのままではAパーツ(胴体)の下部ラインにはまったくディテールが存在しません。
ここはコア・トップモードでは非常に目立つ箇所なので、一旦くり抜きプラ板で底面を設置、
市販パーツでバー二アを再現しました。

■自作パーツ複製

カトキハジメ氏の描くZZガンダムのディテールが好みなので、肩パーツのディテールをそれを再現していきます。
肩の側面ダクトパーツは「HGダブルオーライザー」のGNソードIIIのパーツを加工して使用。
左右4つ必要なのと目立つ箇所だけに精度が欲しかったでレジンキャストで複製してみました。

■肩装甲

キットのままではディテールが曖昧なのと「カトキ版」にするため各部パーツを新造。
上面ダクトパーツは先日再販された「フルアーマーZZガンダム」のパーツを切り出して流用+市販パーツで再現。
本体パーツの先端を3mm延長+エッジをシャープに仕上げています。

■バックパック取り付け基部

キットのままだと脚部が当たってしまい、可動範囲の制限を受けてしまいます。
そこでプラ板積層ブロックで大幅に角度修正、側面の肉抜き穴もプラ板で埋めてみました。
取り付け軸には真鍮線の補強を入れてあります。

■腰部フロントアーマー〜裏打ち

裏をエポキシパテで再現、スジ彫りなどでディテールを追加してあります。

■腰部アーマー(翼)

アーマー(翼)の先端をプラ板で3mm延長し、エッジをシャープに削り出し。
ダクト内部ディテールはエバグリプラ板で再現。

ZZガンダム〜改修途中チェック

上記改修+補足
・フトモモを股関節付け根から4.5mm延長。
・ヒザ突起パーツも4.5mm延長
・フンドシパーツを3mm延長。
・フロントアーマー3mm延長+横幅のボリュームアップ、前垂れ(?)もプラ板で延長。
・爪先をプラ板で直線的なライン+延長。
・赤い肘カバーパーツをプラ板で一回りほど、ボリュームアップ。
・ダブルビームライフルはHJ誌作例を参考に幅詰め。

■HGUC+Ver.Ka+強化版

HGUCの「合体・変形」ギミックとカトキ版のカッチリしたディテール。
そして強化版のテイストを盛り込みつつ、自分なりのZZガンダムへと・・・。

■頭部A

サフチェック入ってます。
(こっちのほうが形状把握しやすいかな)
・フェイスはエッジ・ラインをシャープに、取り付け位置はキットのままです。
・顎パーツは下部から大胆に削り込み、可動範囲を広げています。
・首基部は大型化、設定にあるエネルギーパイプは良い感じの「金属チェーンパーツ」が入手できたのでこれに換装。
・もちろん各部アンテナはシャープに削り出し。

■脚部追加バー二ア

ノーマルZZのラインはどうも好みではないので「強化版」にある追加バー二アユニットを設置。
「ネオジム磁石」を埋め込んでありますので好みに応じて取り外し可能です。
(ちなみにGフォートレスへの変形の際は取り外して行います)

■胴体ユニットA

胸部上面にVHFアンテナを設置、可変MS(特にガンダムタイプ)にはやはりこれがないと・・・!
一度目のサフェイサーを吹き付け、耐水ペーパーで表面処理+面出し作業の状態です。
プラ板で幅増し、延長工作を行っているので特に表面処理は入念に。

■胴体ユニットB

ZZガンダムの機体構造が把握できるショット。
組み立ててしまうとこういったアングルは見られないです。

■腕部

肩部スラスターにスジ彫りでディテール追加。
可動範囲には特に不満はなかったのでキットのままです。

■脚部

ふくらはぎのスラスター内部にエバグリのプラ板でディテール追加。
かかと、ヒール部をプラ板で大型化、これで立てて飾ったときの安定度は増したはずです。

■バックパック

ZZガンダムの高機動+重兵装の要であるバックパック。
細部ディテールの追加を施した以外はキットのままです。
内部ミサイルの塗り分けが難関と言えそうです・・・。

■ダブルビームライフル

キットのままではとにかく「ごっつい」印象です。
ZZガンダムの製作ポイントのひとつにダブルビームライフルをどこまでコンパクトにまとめれるか、ということがあります。
・銃身基部パーツをギリギリまで切り詰め。
・本体パーツを横から2分割、前パーツとスコープを幅詰め
(何oかは計ってません・・・、画像とキットを見比べれば何となく把握できるはず)

■各種バー二ア

大きさ・形状・ディテール共に優秀なのでキットのパーツを使います。
内部には金属ピンパーツを設置。
ZZガンダムほどの重MSにはこういったディテールが映えます。
(「逆襲のシャア」で小惑星アクシズの核ノズルにこういったディテールが描かれていたので、
重い物体を動かすイメージがあったりします)

■HGUC ZZガンダム〜始動!ダブル・ゼータ

上記改修を経て、ようやく自分好みのZZガンダム像が見えてきました。
実はZZガンダムの本格的製作は今回が初だったりします。
(旧キット、MGまで所持しているのに・・・)
ですのでHGUCとはいえ気合十分で製作してみました。
現在、塗装作業を終えました。
完成まであと少し・・・!



■塗装中・・・

珍しく塗装中の画像です。
さすがはZZ、パーツ数、ボリュームはMG(マスターグレード)クラスです。
特にダクトの塗装が終わらない、終わらない・・・。

■MSZ-010 ZZガンダム〜完成!

塗装のためばらしていたパーツを慎重に組み上げて完成〜!
この瞬間の充実感あるからこそモデラーやってるようなものです(笑
いよいよ明日から撮影作業に入ります。







■ギャラリーUP!

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