■RX-75 GUNTANNK
HGUC(ハイグレードユニバーサルセンチュリー) NO.7 RX-75「ガンタンク」です。
シリーズ初期に発売されたキットながら、ガンタンクの特徴を良く捉えた名キットといえるでしょう。
今回は甘いディテールなど修正しつつ、物足りない箇所に手を加えて1ランク上のガンタンクを目指してみました。
■バストアップ
頭部の透明キャノピーは玩具っぽい水色からスモークグレーの吹き重ねによるブラックへ変更。
(Gブルで採用されていた耐ショックスクリーンをイメージ)
肩のキャノン砲基部周辺はマスキング処理後、フレームグレーできちんと塗り分けました。
胸部上面に配されたホワイトベース所属を示す「WB」がポイント。
■40mm4連装ボップミサイルランチャー
キットのままではちょっと寂しいので、オリジナル機構として外側に排気ダクトを増設。
カッティングソーでパーツを切り抜いた後「コトブキヤM.S.Gダクトノズル」を埋め込みました。
パーツをそのまま取って付けたのではなく、内部から出ているように再現しています。
■胸部パネルライン+細部ディテール
胸部上面と側面にわたってRX系特有のパネルラインを再現してみました。
1/144スケールということでBMCタガネ0.15oを使用。
側面ディテールにはピンバイスで開口後、「WAVE Oボルト」を埋め込み再現。
このあたりは無駄に手間が掛かってます(笑
■120mm低反動キャノン砲
砲身パーツの形を崩さないよう注意しつつ、パーツ分割ライン(合わせ目)をしっかり処理。
背中の排気ユニット側面にも「コトブキヤM.S.G 丸モールドIV」を埋め込み、排気ダクトを増設。
他にも砲身基部側面にもピンバイスで凹モールドを再現。
■エンジンルーム
戦車でいうところのエンジンルーム上面。
ダクトディテールにしっかりとスミ入れ後、丁寧に拭き取りました。
表面2箇所に「WAVE Oボルト」を埋め込み、軽くディテールアップ。
■キャタピラ(無限軌道)
転輪パーツをひとつひとつ丁寧に表面処理、塗装後 しっかりスミ入れを施しディテールを際立たせました。
駆動部側面と装甲表面が寂しかったので「コトブキヤM.S.G」「WAVE Oボルト」を使ってディテールアップ。
キャタピラはメタルプライマーを吹き付けて下地形成後、パール塗装でメタルカラー仕上げ。
(宇宙世紀の架空戦車なのでこのような演出もありかと)
■「ハヤト、急げ!援護射撃をしてやってくれ、アムロが心配だ!!」
ガンダムの窮地にはリュウさんがこのガンタンクで駆けつけるシーンが印象的でした。
(そして最期は分離後、コアファイターでマゼラトップへ特攻・・・:涙)
ホワイトベースの初期MSパイロットは全員ガンタンクに搭乗している点も見逃せません。
そして120mm低反動キャノン砲の射程260km(!)、40mm4連装ボップミサイルランチャーでさえ20kmの射程距離が設定されています。
恐るべし、ガンタンク!
■サフチェック
パーツ表面のヒケは瞬着パテで埋めていきました。
(これがまた意外と広く、深いのが多くて地味に大変でした・・・)
サフェイサーはGSIクレオス「Mr.サフェイサー1000」ビン入りをエアブラシで吹き付け。
乾燥後、600番の耐水ペーパーで当て木をして水研ぎ。