HGUCクシャトリヤを小説・設定イラストのファットでメリハリの効いたスタイリングを目指して制作しました。
さらに「B-CLUBレジン改造パーツ「c.o.v.e.r.kit 32 クシャトリヤ用」を用いて特徴的な「4枚羽根」を再現。
これまでの制作工程は>>ブログにUPしていますので、こちらでは比較画像を用意して改造内容をお伝えできればと思います。
(ブログと重複する内容もありますが工作工程の「まとめ」ということで)

肩基部内部フレームパーツH-16を加工。
バインダー取り付け部分の根元ラインからカット、プラ板で3mm延長しました。
かなりの重量が掛かるので真鍮線にて補強を入れてあります。

これにより肩の取り付け位置が上方向にあがります。

肩パーツを1.2oプラ板で囲い、ひと回り大型化。
正面出っ張り部分のフィン状のパーツエッジを削り込みシャープに。
角も同じくヤスリできっちり削り込んで面取りを行いました。

設定イラストでは存在する肩取り付け周辺のリブ(カバー)を再現。、
本体から離れていますので接続軸をレジンキャストブロックで延長してあります。

拳パーツを「B-CLUB HDM(ハイディテールマニュピレーター)ドムトローペン用」に交換。
手首取り付け基部には「コトブキヤM.S.Gバー二アノズルIII」を加工して関節カバーを新造しました。
袖パーツは一部加工を行い後ハメ工作、塗装後に取り付けれるようにしています。

肩〜腕部にかけての接続方式を変更しました。
特に肩は接続位置を変更したため、内部のレイアウトは大幅に変わっています。
腕部はフレーム部の接続ピンと外装部のダボをカットして調節、それぞれ塗装後に組み込めるようにしてあります。

頭部のトサカ部分をエポキシパテブロックを真鍮線で繋ぎ、削り込み。
横からみてラインをグラマラスに大型化+延長、さらにエッジをシャープに立ててあります。
(先端部は真鍮線になっており、かなり尖らせていますので取り扱いには注意です)
モノアイスリットはアートナイフで切り込み、劇中のゲルググタイプのデザインに変更。
さらにカトキハジメ氏のイラストにあわせ、くちばし上面を掘り込み。

胸部ユニット4つのメガ粒子砲はバインダーのパーツを移植、
それにあわせて本体パーツもエポキシパテで大型化+ラインを繋げました。
中央部にある装飾パーツは装着部分を削り込み、上方に起こした位置になるよう調整。
さらに下部にあるカバーパーツと共に指でゆっくりと広げて扇状にラインを変更。

後頭部裾周りをプラ板+市販パーツでディテール追加。
胸部メガ粒子砲×4内部に金属パーツを埋め込み3重構造に変更。
側面にあるマシンキャノンを金属パーツのバレル(2重構造)に交換しました。

キットのままでは腕部(手首内側)にあるビームサーベルのディテールが曖昧なので作り込み。
エッチングソーで丁寧に切り欠き、もう1キットから流用したビームサーベル柄を実際に埋め込みました。
柄の縁をWAVEUバー二アフラットで再現、ビーム発振部分にメタルパーツを埋め込みディテールアップしてあります。

バー二ア基部があっさりしていたので、メタルパーツ(スピンサート)に交換しました。
バー二ア内部にもメタルパーツを埋め込み精度アップ。
スピンサート内部にエポキシパテを充填、アルミ線でバインダー本体に接続します。

・ファンネル・・・パーツ表面を丁寧に仕上げ、甘いモールドを修正。大小の姿勢制御バー二アをピンバイスで開口しました。
・隠し腕・・・フレームに存在するパーティングラインを丁寧に処理、装甲表面をディテールアップ。
・取り付けフレーム・・・接続軸に金属線で補強後、細部ディテールアップと駆動ラインの再現を行いました。
(※バインダー取り付け軸の角度修正後の画像です)

・バインダー本体・・・接着面には、ピンバイスで装甲表面まで一気に貫通後、wave「Oボルト」を埋め込みディテール+強度アップを兼ねています。
・取り付けフレーム・ファンネルコンテナ・・・パーツ表面が寂しい感じがしたので、コトブキヤ「丸モールド」wave「Oボルト」等でディテールアップ。

今回はファンネルコンテナを閉じた状態での制作ですので、内部ジェネレーターパーツの組み込みはオミット。少しでも軽量化を図ります。
(この状態でもかなりの重量だったりします)

本体のボリュームアップに伴い、c.o.v.e.r.kit のバインダーを延長・大型化しました。
先端部よりやや上ラインからカット、接合面に真鍮線で接続+補強、
wave 軽量エポキシパテで表面ラインを繋いで2.5cmほど延長しています。

足裏に存在するバー二ア4発がキットのままだと浅く、ディテールが寂しい感じです(画像右)
ここはポリキャップとパーツ構成が自重対策のため配置されているので、ディテールが犠牲になっている箇所です。
そこで一旦開口後「コトブキヤ バー二アIII」を埋め込み配置。

ヒザ〜脛にあたる2枚のフィン(装甲)裏側に0.3oプラ板で装甲裏のディテールを再現。
これも設定イラスト(後姿)に描かれていたのもありますが、意外と目立つ箇所なのでぬかりなく仕上げたいところです。

脚部外装ユニットを大型化。
パーツの段差〜内側軸を避けてカット後、プラ板積層により8oほど幅増ししました。
カトキハジメ氏のイラスト通り、重MSらしくズッシリとしたイメージで。

大型化した外装パーツとそのバランスが確認できる脚部ユニットの画像です。
太股はc.o.v.e.r.kitの改造パーツを組み込んでます。
中央○モールドは一旦ピンバイスで開口後、凹モールド型の○パーツを埋め込みさらに中身のディテールを追加。
ヒザ関節軸がちょっとゆるい気がするので、補強+テンション調整を行いました。

ビームサーベルの握り手を拳同様、B-CLUB HDM「HGUCドムトローペン用」からシュツルムファウストR・Lを使って再現。
そのままでは握れないので指パーツをドライヤーで熱しながらゆっくり曲げて調整、真鍮線で補強を入れて接続。
そして劇中のリゼルから奪ったサーベルを使っての二刀流シーンを再現するため、HGUCリゼルからサーベルを流用して左右用意。
リゼルのサーベルはそのままだとクシャトリヤの手には短いのでグリップエンドから2oほど延長、
さらに金属パーツを組み合わせて 連邦サーベルっぽくディテールアップ。

腰部ユニットはプラ板・エポキシパテを使って各部アーマーを中心にボリュームアップ。
中央フンドシブロックの上部ディテール・四角いダクトをそれぞれ作り直し。
取り付け位置も下に下げ、フレーム部分も大型化してあります。

脹脛後部ユニットの内部フィンをプラ板でディテールアップ。、
本体カバーにスジ彫りでパネルライン追加。
足裏バー二ア内部にはメタルパーツを埋め込み質感UPを狙ってます。

足首基部ブロック
側面の○モールドを一旦切り落とし、コトブキヤ「丸モールド」に交換。

c.o.v.e.r.kit のバインダーパーツ構成。
内部ジェネレーターパーツが再現されており、ファンネルコンテナの展開もコンバーチブルで再現可能となっています。
隠し腕とファンネルはキットパーツを使用します。
本体、バインダーパーツの曲面主体のパーツのボリュームアップに使用。
今回のクシャトリヤのように軽量化を図りたいときには重宝します。
またレジンパーツへの食い付きも良好でオススメの一品です。

4枚羽根を取り付けた最終サフチェック直前状態。
(一部細かいパーツは外してあります)
ここまで辿り付くのに長い道程でしたが、設定イラストで描かれたジオン重MSらしいマッシヴなスタイリングが再現できたと思います。

最後までご覧いただきありがとうございます。

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「機動戦士ガンダムUC」

ベースキット
バンダイ

1/144 HGUC クシャトリヤ
+
c.o.v.e.r.kit 32

”NZ-666 KSHATRIYA”

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