■NZ-666 KSHATRIYA
「機動戦士ガンダムUC」冒頭において3機のジェガン(うち1機は特務仕様の高機動型)を撃破、さらにインダストリアル7(コロニー内)の戦闘では
NT専用機の脅威を遺憾なく発揮する姿は圧巻でした。
4枚の大型バインダー、メガ粒子砲を装備したジオン重MSの系譜に連なる重量感溢れるデザインが魅力的です。
そのクシャトリヤ、HGUCキットを全身に渡って大改修、「B-CLUBレジン改造パーツ「c.o.v.e.r.kit
32」を使ってさらに完成度を高めてみました。
■NZ-666 クシャトリヤ
カトキハジメ氏の描いた小説用設定画稿を参考にボリュームアップ+細部ディテールを追加、カラーリングはOVA劇中での宇宙空間での戦闘シーンをイメージして調色しました。
マーキングはガンダムデカール「HGUCシナンジュ用」4セットを使って全身に渡って貼り込み。
※詳細な改造ポイントはブログ 制作ページをご覧ください。
■クシャトリヤ〜王族(ミネバ)を守護する武人
4枚の大型バインダーの広がりとバランスが把握できるカット。
ガンダムUCに登場するMSの名称には何かしらの意味を含んで命名されています。
クシャトリヤとは古代インドのバラモン教社会における四姓制度の第2位の王族・武人階級ということだそうです。
■ガンダムUC episode1.2.3、そして・・・。
クインマンサ、キュベレイなどネオ・ジオン系MSを彷彿させる後姿。
腰部リアアーマーと脚部の大型化による末広がりなラインに注目です。
ディテールとマーキングのバランスは「集中と拡散」を念頭にバランス良く配置していきました。
OVA本編エピソード3「パラオ攻防戦」においてユニコーンガンダムとの激闘の末、完膚なきまでに大破したクシャトリヤ。
小説版では再び宇宙にあがったマリーダ・クルスと共に復活 、クシャトリヤ最大にして最期の闘いが描かれていますので今後のOVAでの活躍も大いに期待されます。
■バストアップ
「袖付き」の所以たる紋章エングレーブが目を惹くカット。
頭部モノアイを極小ネイルストーンで再現、スリットは原作通りのゲルググタイプに変更。
角飾りはバインダーに埋もれないよう大型化。
マッシヴな「体幹」をイメージしてメリハリの効いたボリュームアップを行っています。
メガ粒子砲とマシン・キャノンには金属パーツを埋め込み精度&質感UP。
拳はHDM 「HGUCドムトローペン用」に換装してあります。
■ファンネルコンテナ
大型バー二ア内部と基部に金属パーツを配置。
ファンネルはひとつひとつ丁寧に仕上げていきました。
カラーリング劇中での印象的なカット通り塗り分け。
隠し腕もぬかりなく仕上げてあります。
■リアビュー
背中〜腰のラインを大幅に変更。
肩の取り付けを「ハの字」に。
腰部アーマー(前・横・後ろ)はひたすら大型化してあります。
■バインダー
連邦軍から「4枚羽」と呼称されるように特徴的な大型バインダー。
B-CLUBレジン改造パーツ「c.o.v.e.r.kit 32」を使用しました。
先端部あたりから金属線+軽量エポキシパテによる延長・大型化を行っています。
控えめに配置したネオ・ジオン紋章マークがさりげないポイントです。
■脚部ユニット
ボリュームアップ工作が効果的に現れる箇所。
プラ板積層によって8o前後に延長、装甲内部の凹部はエポキシパテでツライチに。
ここは幾重にも折り重なったデザイン故、改造が最も困難な箇所でした。
フトモモはc.o.v.e.r.kitパーツに換装。
■ビームサーベル
本来のクシャトリヤ用に加えて、劇中でリゼルから奪ったビームサーベルも用意しました。
それぞれビーム刃の先端をシャープに研ぎ出し、クリヤーを混ぜた蛍光カラーを薄く吹き付け。
リゼルのサーベルはグリップエンドを2o延長、金属パーツを組み合わせて連邦MS用っぽく仕上げています。
左右握り手は握り拳同様、HDM「HGUCドムトローペン」を使用。
■ソール
劇中でもよく描かれていた足裏の塗り分けをキッチリ再現。
4発のバー二アは開口後、市販パーツを組み込みさらに内部にメタルパーツを埋め込み。